ハーレーダビッドソン・電気について(エンジン回転)

ハーレーダビッドソン.com

電気について学ぶ

半電気自動車ではないですが、すべての乗り物はエンジンの回転によって起こした電気を使用して走っています。ここではハーレーダビッドソンの電気の基本、点火について紹介していきます。

エンジンはガソリンと空気と電気によって動く

ハーレー・エンジンエンジンというのはガソリンと空気と電気によって動くものです。ガソリンと空気がキャブレターによって霧状の混合気になり、それが圧縮されてプラグのスパークで火がついて爆発します。これがエンジンの回る最も基本的な要素です。この三大要素のひとつである電気については「目に見えないから分からない」などと敬遠しがちな人が多いようですが、このページでは電気の基本的な仕組みを紹介していきます。

4ストロークエンジンの点火について

4ストロークエンジンはピストンが2回上下する間に吸気/圧縮/爆発/排気という行程を繰り返しています。混合気がキャブレター→マニホールド→ポート→バルブと経由して燃焼室に流れ込み、それがピストンの上昇によって圧縮された状態のときにプラグが点火することによって強い爆発が得られるわけです。

以前のハーレーは点火時期を手動で調節していました

点火時期という言葉を聞いた事のある人は多いでしょう。これはピストンが上がって混合気が圧縮される行程のどのタイミングでプラグをスパークさせるかと言うことです。早めに火をつければ燃える時間が長いからパワーは出るものの、ピストンが上まで上がりきっておらず圧縮も最大ではないためノッキングや異常燃焼が起こりやすくなります。また点火時期が早いとピストンが押し戻されやすくなるため、キックペダルを踏み込むときに「ケッチンを噴らう」確率が高くなります。そこでエンジンの点火システムには、低回転時は点火時期が遅く、回転が上がるにつれて点火時期も早くなっていく自動調整装置(自動進角と言う)が備わっています。もっとも自動進角が採用されたのは1970年からで、それ以前のハーレーはハンドルバーの左グリップをアクセルのように回すことによって点火時期を手動で調節していました。

自動進角のシステムの進化

ハーレー・ルトランジスタ自動進角のシステムも時代を追うごとに進化しています。最も古いものはポイント式です。回転が上がると遠心力で外に開くスプリング式のガバナーというパーツで点火時期を調整し、機械式のポイントという装置でプラグをスパークさせるというものです。その後機械式のポイントの代わりに点火時期をセンサーで電気信号に変えてスパークさせるセミトランジスタが開発され、それも今ではモジュールと呼ばれるコンピューターですべてを管理するフルトランジスタに取って代わられました。エンジンが進化しているのと同様、点火のシステムも時代ごとに進化しています。

古いものの利点

ハーレー・ポイント点火進化したシステムはすばらしいものですが、古いものにも良いとこがあります。例えばフルトランジスタはモジュールが壊れてしまえばアッセンブリで交換しない限りは絶対に走りませんが、ポイントなら調整したり磨いたりコンデンサーを交換したりとライダーが自分で修理やメンテナンスをすることができます。ただ、今どきのフルトラは故障も少ないですし、狭いニッポンならパーツがどこでも手に入るので、ポイントのアドバンテージはほとんど無いかもしれん。またここ数年、社外のメーカーからチューニングパーツとして様々な点火システムが発売されていますが、なかなか良くできているものが多いです。

スポンサードリンク

ページの先頭へ



サイト内を検索する