【ハーレー旧車図鑑】種類・車種・名車を紹介していきます。
ウイリアム・S・ハーレーとアーサー・ダビッドソンは、1901年にモーターサイクリングの誕生を目撃し、彼ら自身の手によってバイクを生み出すことにその才能と情熱を傾けました。ハーレーは工学についての広い知識を持ち、ダビッドソンは実際に道具を使って物を作ることができました。二人はダビッドソン家の裏にあった小さな小屋で作業し、ダビッドソンの二人の兄弟を仲間に加えました。彼らの最初の努力は、技術も道具もほとんど無い中で、他のバイクと遜色ないものを作るということでした。ハーレーダビッドソンは、単なるバイクのブランドではなくアメリカの象徴を創造し続けました。ハーレーダビッドソンには100年を超える歴史があり、数々の車種・名車があります。その一部を紹介していきたいと思います。
ミルウォーキーの小さなビルダーグループが、彼らの最初のバイクの側面に「ハーレーダビッドソン」と記して以来、80年以上の月日が経ちました。それはモーターカンパニーとして生き残りを掛けた長い年月を乗り切ったということでもあります。歴史の中においては、いくつかの似たような繰り返しとも言えるモデルを販売したものの、伝説的なVツインエンジンの設計においては、彼らはいくつもの新しいエンジンを造り出してきました。いくつかの他のエンジン構成を持つラインナップも販売カタログに掲載されたことがありますが、真のハーレーのエンジンは常に45°Vツインと言えます。ショベルヘッドは、パンヘッドの代替として製作されたエンジンですが、この頃ハーレーが生き残り続けるだけではなく、市場でシェア拡大を図るためには根本的な新型エンジンを作るべき時期になっていました。ハーレーは新型エンジンに関し、一から問発するのではなく、単に既存の技術から立証済みの確立された構成を適用しました。開発により誕生したのは、Vツインエボリューション、通称エボと呼ばれるエンジンです。古典的なVツインエンジンを供給するハーレーがリリースする最新のエンジンは、最新技術のもと新しい素材を多く使用して組み立てられました。彼らは、過去の努力による技術をもって、エンジンの欠点を改良し、会社をさらに発展させるエンジンを必要としました。新たに設計されたシリンダーヘッドは、世界の多くの場所で生産されるオクタン価の低いガソリンを効率よく使用し、合金シリンダーは耐久性を確保するために鉄製のインナースリーブが装着されました。80キュービックインチのシリンダーは、新しいエンジンのために提供される唯一のサイズで、新しいシリンダーヘッドの形状は、「ブロックヘッド」というネーミングが付けられました。