ハーレーダビッドソン・ナックルヘッド

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ナックルヘッドを学ぶ

パンヘッドもショベルヘッドも旧車と呼べなくはありませんが、本当の意味での「旧車」はナックルヘッド以前を指します。本物のビンテージハーレーであるナックルについて紹介していきます。

スタイルも乗り味も旧車そのもの!

ハーレーダビッドソン・ナックルヘッドEL1936ナックルヘッドは、シリンダーヘッドの上に乗っかるロッカーカバーの形が「握りこぶし」に似ているところから呼ばれるようになったのは有名な話です。
フレームはリジッドでフロントフォークはスプリンガー。フットクラッチ/ハンドシフト。まさしく「旧車」にふさわしいスタイルをしています。スタイルしかり、乗り味も旧車の良さが堪能できます。中でも前後に18インチホイールを履く30年代の初期モデルには、ビンテージと言うより「アンティーク」と呼んだ方がふさわしいほどの美しさが漂っています。また、シリンダーヘッドが鉄製というのもナックルヘッドに古めかしさを強く感じさせる要因となっています。

時代がハイスピード化していく中で登場したエンジン

ナックルヘッド1936年にウイリアム・S・ハーレーと名レーサー、ジョー・ぺトラリ達によってOHV・ナックルヘッドは作られました。その当時、ウイリアム・S・ハーレーはそれまでのサイドバルブエンジンでライバルであるインディアンに充分対抗できると考えていましたが、時代が予想以上にハイスピード化していったのもあり、新エンジンの開発が必要になりました。ナックルヘッド以後のV型エンジンはエボリューションまでワンカムで作られています。それまでのサイドバルブやオフォッツバルブは4カムや2カムなのでプッシュロッドは平行に並んでバルブを押していましたが、ナックルヘッドからはワンカムになり、プッシュロッドがねじられて作動するようになりました。当時はCADのような設計ツールがなく、まさにウイリアム・S・ハーレーのイメージの中でできたのがナックルヘッドなのかもしれません。

創業100年経った現代においても継承されるエンジンの基本

ハーレーダビッドソン1908年モデルハーレーダビッドソン兄弟が初めてオートバイを作ったのは1903年。エンジンは単気筒で、キャブレターのフロートに「キャンベルのトマトスープの空き缶」を使ったのは有名な話です。そして1908年には早くもV型ツインエンジンを製造し、その後ハーレーダビッドソン社は着々と生産台数を伸ばしてメーカーとして成長していきました。そして1936年に衝撃的なニューモデルを発表します。Eと名付けられたそのモデルは、オーバーヘッドバルブを採用した61キュービックインチ=1000ccのエンジンを搭載しており、これこそが現代のハーレーダビッドソン社の基礎ともいえる「ビックツイン」の誕生となったのです。そしてナックルで始まったエンジンの基本は創業100年以上経った現代においても継承され続けており、その頑なまでの頑固さが多くのハーレーファンを魅了し続ける魅力ともいえます。

古いものを大切に長く使うアメリカの良き文化

日本ではずいぶん昔にOHVは絶滅してしまいましたが、アメリカという国は車にしてもベーシックなV8エンジンはOHVです。これこそがハーレーダビッドソンのそして、アメリカという国の凄さだと言えると思います。進化し続ける日本の車やオートバイとは対照的と言えます。「エコ」環境への取り組みが多く叫ばれる時代で何が本当に正しいかの判断は難しいですが、エンジンの頑丈さに関しては日本車はアメリカ車に遠く及ばないでしょう。これはオートバイや車だけではなく、工業製品全般に言えることだと思います。アメリカ人には古いものを大切に長く使う良き文化が根づいています。

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