ハーレーダビッドソン・ショベルヘッド

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ショベルヘッドを学ぶ

パンヘッドもショベルヘッドも旧車と呼べなくはありませんが、本当の意味での「旧車」はナックルヘッド以前を指します。本物のビンテージハーレーであるナックルについて紹介していきます。

ロッカーケースがスコップに似ていることから「ショベルヘッド」の呼び名に

ハーレーダビッドソン・ショベルヘッドショベルヘッドがパンヘッドの後を引き継ぐ形で登場したのは1966年になります。鉄板をプレスで成型したナベのようなパンヘッドのロッカーカバーに対して、ごつい鋳物のロッカーケースが特徴的で、これが穴を掘るスコップに似ていることから「ショベルヘッド」と呼ばれるようになったことは有名です。ちなみに英語の発音的に言っても国語辞典を見ても、穴を掘る道具は「シャベル」であって「ショベル」ではなく、英語的にはシャベルヘッドと言った方が的確になります。

「アーリーショベル」と「パンショベル」とは?

ハーレーダビッドソン・ショベル1966年1966年に登場したショベルヘッドは、パンヘッドのクランクケースに新設計のシリンダーセットを組み合わせた、いわば「混血」とも言えるエンジンでした。このエンジンは66年から69年までの4年間製造され、現在では「アーリーショベル」と呼ばれています。ちなみにパンヘッドが生産中止となってからは、トラブルが起きると互換性のあるショベル用シリンダーヘッドに積み替えるという修理が数多く行われました。つまり結果的に見た目はパンのクランクケースにショベルのヘッドを組み合わせたアーリーショベルになるわけですが、ヘッド交換されたパンショベルの場合は「パンショベル」と呼び、純正のアーリーショベルと差別化が図られています。

細かなマイナーチェンジを繰り返しながら進化していったショベルヘッド

1970年には新設計のクランクケースが採用された「新生」ショベルが登場しました。噛むカバーがそれまでの平ぺったいピーナッツ型から円錐型に変更された新エンジンはコーンショベルとも呼ばれ、細かなマイナーチェンジを繰り返しながらエボリューションに引き継がれる84年まで作られました。またアーリーショベルまでは発電方法にジェネレーター(直流発電)が採用されていましたが、コーンショベルはオルタネーター(交流発電)となったため、アーリーショベルをジェネレーターモーター、後期型をオルタネーターモーターと呼ぶこともあります。

アーリーショベル(ジェネレータショベル)

アーリーショベル(ジェネレータショベル)

1966~1969

コーンショベル(オルタネーターショベル)

コーンショベル(オルタネーターショベル)

1970~1984

ショベル時代の最大の特徴はモデルラインナップの増加

1978 Harley Davidson Low Riderショベル時代の最大の特徴はモデルラインナップの増加です。パン以前のハーレービッグツインは前後16インチのツアラースタイル、つまりFL系のみ。しかし71年にFXがリリースされて以来、いろいろな派生モデルが登場し始めます。その中でも最も有名なモデルがローライダーです。スポーツモデルでもあるXLのXが与えられたFXは、FLに対してスポーティーな味付けのモデルであることは一目瞭然です。そして「チョッパー」的味付けがふんだんに振りかけられていることも見逃せません。また、ハーレーのビッグツインの電装系は65年に6ボルトから12ボルトに変更され、セルモーターが採用されています。これは明らかに翌年に登場するショベルヘッドへの布石だったと考えても良いでしょう。

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